プリント基板の設計・製造・実装に関する
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昨今、基板材料の枯渇により材料の入手が困難な状況にある。
そのため、プリント基板製造工場が基板材料を手配しても材料メーカーから納期回答がもらえず、プリント基板の納期が見えない状況になっている。
お客様の自社製品に使用しているプリント基板には材料の指定(パナソニック電工製:CEM-3材)があり、特に需要のある材料であったため全く納期が見えず自社製品の生産計画に遅れが発生する恐れがあった。
量産品に使用している基板のため材料変更での対応は難しく、指定材料を使用した基板であることが必須という状況だった。
弊社と提携している20社以上のプリント基板製造会社の中から、下記条件に該当する会社を選定した。
・CEM-3材の在庫を持っている
・納期的、数量的に問題なく対応できる
・パナソニックとの繋がりが強い
条件に該当した会社にて基板の製造を行った。
今回のような基板製造会社を選定するケースでは、お客様より基板仕様(材料、板厚、外形、層数、表面処理、銅箔厚、設計仕様、データ、UL、数量、納期など)について入念なヒアリングを行い、条件に最もマッチする会社を選定している。
ファブレス企業である弊社は多くのプリント基板製造工場と提携しており、各社がどのメーカーと繋がりが強いか、材料を持っていそうかといった会社ごとの特色を把握している。そのため、今回のような材料不足の問題にも柔軟な対応で問題解決に貢献することができた。
お客様が依頼している工場とは別工場への依頼となったため、新たに基板イニシャル費※は発生したが、製品生産計画に間に合う日程でプリント基板を入手することができた。
プリント基板以外の部材は入手済みであったため、プリント基板が入手できないと製品生産・販売ができずに仕掛かり品が増えキャッシュフローを圧迫するところであったが防ぐことができた。
※基板イニシャル費とは
プリント基板の製作時に必要な初期費用。基板メーカーによって違うが以下のものが挙げられる
・データ編集費(CAM編集)
・フィルム作製費
・シルク及びレジスト版作製費
・NCデータ作成費
・ルーターデータ作成費
・導通検査データ作成費
・テストクーポン測定費用 ※インピーダンスコントロール測定のときのみ
リピート作製時には基本的に発生しない
(パターンやシルク等の仕様変更がある場合、または一定期間内での作製がなく再度依頼する場合は発生する)
「基板の部品実装を依頼したいけれど、会社選びでどんな点に注意すればいいのかわからない」
基板製造このようなお悩みはありませんか?
本資料では、基板の実装会社を選定するポイントをケース別に分かりやすく解説しています。
【掲載内容】